記継ぎ

日本では古代より割れた陶磁器が漆によって修繕され、縄文時代には既にそのような例が見られる。このような漆によって陶磁器を修繕する行為について、一般的には物質的な修繕を目的としている。一方日本では、陶磁器が生活と密接に関わっているため、所有者の記憶と深い関わりをもつ。私は陶磁器を漆で修繕する行為について、途切れた記憶を引き継ぐ精神的な行為としても捉えている。《記継ぎ（しるしつぎ）》は割れた陶磁器を漆で修繕することで、とある陶磁器に残る記憶を未来へと紡ぎ出すプロジェクトである。

ワークショップ「記継ぎ〜陶片を漆で継いで、世界に1つの優勝杯を作ろう〜」
①天草大陶磁器展
日程：2022年11月5日（土）～6日（日）
場所：天草大陶磁器展（天草市民センター特設会場/熊本県）
　　　天草大陶磁器展URL（https://amakusatoujiki.com/aca/）
協力：アジア代表日本実行委員会
　　　アジア代表日本instagram（https://www.instagram.com/asiadaihyonihon/）
　　　イベントのチラシ

②藝大ワークショップ
日程：2023年1月14日（土）
場所：東京藝術大学 アーツアンドサイエンスラボ
参加者：DOOR6期、あまり粘土クラブ（DOOR4期）

展覧会
アジア代表日本2022のワークショップで制作された作品の展覧会「WORLD PEOPLE CUP」で展示。
日程：2022年11月29日（火）～12月11日（日）
場所：九州国立博物館エントランスホール（太宰府市/福岡県）

オンライン展覧会
https://shogonunoshita.com/project/2022-2/